京都大は23日、熊本地震に関する論文で、図の改ざんや盗用の不正があったとして、地震地質学が専門の林愛明・理学研究科教授(60)を停職1年の懲戒処分にした。論文は2016年10月に米科学誌サイエンスに掲載されたが、今年5月に撤回された。京大によると、林氏は「不適切な図であったことは認めるが、不注意であり故意ではない」と話している。
京大は不正を疑う通報を17年8月に受け、その後調査を開始、今年3月、他の研究者が作製した図を改ざんしたり不正確に引用したりしていたと結論付けた。「研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務に違反していた」とした。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース